パニック障害の経歴 発症から11年後〈4〉正社員編

↑ 大山で。(デカイ木とピンボケ)

※この記事は約15分で読めます、覚悟して下さい。(500文字で1分とした場合)

パニック障害の経歴 発症から11年後〈3〉高速道路・バイパス・散髪編の続き

職業訓練校の企業実習から無事、製造業の会社へ就職出来たわけなんですが

この会社で働いた4年と半年に得た経験が、肉体的にも精神的にも自分を大きく成長させたと感じています。

仕事内容本を読み始めたこと一人暮らしを始めたこと残業100時間そして退職

今の自分が、世間から見て正しいのか間違っているのか、賛否両論な感じだと思いますが、それは置いておいて

どんな会社でどんな経験をしてきたのか、自分の視点で記録しようと思います。

どなたかの参考になれば幸いです。

(心身症などの経験ない方は閲覧注意です。)

製造業で正社員

初めての製造業

製造業は初体験だったわけですが、職業訓練校の企業実習によって自分の担当する仕事内容は大変でしたが大体理解できました。

それと同時に辞めたいと思う気持ちが、この時すでにあったと思います……(汗)

あと、職業訓練校で習うことは広く浅くといった具合で、実際の会社で働くと自分の知識の少なさにビックリしました。

実務経験がいかに大事かわかりましたし、『学歴は関係ない』と思いました。

企業実習の時

その会社は見るからにボロボロで全体的に暗く、働いている人たちもまるでゾンビのような…

_:(´ཀ`」 ∠): …

少し言い過ぎましたが。

『製造業はこんな雰囲気なのかな?(暗い)』

『油の匂い、機械音がすごいな、耳が遠くなりそう…』

『作業服もすごい汚れるな、汚い職場だ…(少し潔癖だった)』

悪いところばかりが目立ち、就職する意欲も低下していました。

そんなことを思っていたにも関わらず、なぜ1ヶ月間の企業実習で見切りをつけなかったのか……

1ヶ月間の企業実習を終えた時点で、

その会社から必要とされれば、内定をもらったかのように

就職する

断る

を選ぶことが出来ます。

実習先の会社で必要とされなければ、職業訓練校へ戻り就職活動が始まります。

自分はポンコツであったにも関わらず、幸いにも会社に必要とされたのですが、自分自身は上記の通り、就職に対して気は進みませんでした。かといって、せっかくの就職チャンスを捨てるのはもったいなく……

就職を悩んでいることを察した担当の上司は、この会社の現状を正直に話して下さって、自分もその話を聞くと引くに引けなくなり、

担当の上司の人柄に惹かれ、この会社への就職を決めました。

仕事内容

この会社(中小企業)の仕事内容は、主に農機具会社の下請けで

“ 油圧シリンダー ”と言われる物をメインに作っていました。

 ↑  写真のような部分を油圧シリンダーと言います。

(よくクレーン車ショベルカーなど、様々な物で見かけますが、自分がいた会社ではトラクターなどで使われる油圧シリンダーがメインでした。(もっと小型な物です))

鉄の素材から →  切削・溶接 →  研磨 →  メッキ  →  組み立て →  塗装 →  出荷まで。

素材から完成まで、1つの会社で出来ることがこの会社の強み!

である反面

メッキ施設の維持費が高くつき、売り上げは伸び悩むといった具合でした。

自分が担当した仕事は、主に汎用工作機械

簡単に説明すると

◆ 工作機械とは
・鉄などの素材を機械で削って、部品や製品にすることが出来る機械

【工作機械はおおまかに2種類(汎用工作機械・N C 工作機械)に分けられます】

◆ 汎用工作機械とは(汎用旋盤、ボール盤など)
機械を手動で動かし、素材や部品を加工します。
◆ N C 工作機械とは(NC旋盤、MC〈マシニング〉など)
機械がプログラムによって自動で動き加工するので、作業者は素材・部品の取り付け取り外しが主になります。

自分の仕事は主に汎用工作機械

その中でも汎用旋盤をメインに仕事をすることになりました。

その他、汎用旋盤で削る物の材料出し、梱包作業、他の部署の手伝いなども行っていました。

報連相が、めちゃ大事!

もともと製造業を選んだ理由が、今まで接客業しかしてこなかったが故に

『人と関わらず黙々と仕事がしたい』想いがあっての製造業だったのですが、

接客業とは別の意味で、人との関わりが深かったです。

“ 報告・連絡・相談 ”

略して報連相が、ものすごく大事な世界でした。

この会社の物(製品)の流れ方は、横の繋がりが非常に強く

(例、 汎用旋盤 →  NC旋盤 →  溶接など。)

注意が必要な物は報連相が当たり前、

「いちいち言わなくても分かるだろ」というようなことでも報連相しておかないと、後々取り返しのつかないような大問題になる可能性もありました。

従業員の中には素直に話を聞いてくれない方もいて(自分も素直な方ではなかったかも……汗)

そういった意味では接客業に通じるものがあり、接客スキルが活かせたのは良かったですが、

そこには自分が求めている、“ 黙々と仕事をする風景 ”はありませんでした。

どこの会社でも報連相は必ずあり

『人と関わらず黙々と仕事がしたい』というのは夢物語かもしれません。

薬の服用をやめた

汎用旋盤をメインに使うようになって、薬の副作用が邪魔だと感じ、薬の服用をやめました。

       ↑ 汎用旋盤

汎用旋盤をメインに使うようになったのは、入社して半年以上後のことなのですが、それまでは精神安定剤を飲みながら仕事をしていました。

薬を飲んでいた頃は、集中力をそこまで必要としない仕事内容だったので、薬の副作用で多少の目眩やボーッとする感じがあっても仕事は出来ていました。

その半年後、

仕事が汎用旋盤中心になったのですが

汎用旋盤…

一言で表せば『非常に危ない機械』です!

初めは薬の副作用がある中、汎用旋盤で仕事をしていましたが、

多少の目眩やボーッとする副作用に、身の危険仕事内容への影響を感じました。

副作用が仕事に危険だ!と感じるほど、

汎用旋盤を…機械を動かすだけでも集中力が必要でしたし、

仕事内容も

部品寸法の公差が10分の1、100分の1が当たり前など

(例、部品の全長 230 ± 0.2 にする

        削り幅 49.5 ± 0.01 など。)

職人的な質を求められ、応じるためにも、それが薬をキッパリと止める理由になりました。

飲み続けている薬を急に止めることは、離脱症状など起きかねないので

断薬には気をつけていただきたいのですが

自分の場合、入社した頃には状況に応じて薬を飲んだり飲まなかったりしていたので、薬を止めたことによる離脱症状に対し『気になって辛い』なんてことは無かったように思います。

ちなみに入社して約3年後、鈍臭い自分は汎用旋盤でチャックハンドルをふっ飛ばし、それが指に直撃して骨折の経験があります。

それだけ危ない機械です(汗)

チャックハンドルとは……T 型の工具で、材料を挟む爪を調節するために使うものです。チャックハンドルを付けっぱなしで、チャックを高速回転させたことが何度かあるほど、自分は鈍臭いです。)

(↑ 画像は4つ爪のチャックですが、自分は3つ爪の汎用旋盤で作業していました。

人生のバイブル(聖書)との出会い

仕事にも慣れてきた頃(2015年5月)

会社の人付き合いの仕方、自分の考え方で悩んでいました。

人間関係の悩みなのでパニック障害には関係ないのですが、この悩みをキッカケに読んだ本が

パニック障害(過敏性腸症候群にも)の助けにもなったと思っています。

その本のタイトルは

嫌われる勇気』 

有名な本で、2017年1月

「女優・香里奈さん」主演で、ドラマにもなりました。

「とっくに読んだ!」という方もいるかと思いますが、

この本が自分の考え方を180度変えて、自分を認めることが出来、自分の気持ちに素直になることが出来ました。

この本、賛否両論あると思いますが

本を紹介する記事をパニック障害目線で、新たに書こうと思っています。

(本の内容をうまく端折れず、記事書くのは断念しました。端折れないほど濃い内容の本です。)

↓ 続編も非常にオススメです ↓

本を読むキッカケ

会社での人付き合い、自分の考え方に悩んでいた頃

何気なくAmazonで本のランキングを見ていたところ、目に止まったのが

嫌われる勇気』でした。

普段、本なんて読まない人間が、

嫌われる勇気』を読んでから、本で知識を得る素晴らしさに気づき、本を買うようになりました。

ですが、活字を読むのが苦手な自分は、本を買って満足してしまう部分があり

本当に興味が沸くような本でなければ、少し目を通してポイっといったのが現状です。(汗)

ただ!

「活字を読むのが苦手だから・・・」と言って本を読まないのは、言い訳!!であり

本当に自分を変えたいと思うのであれば、本を読み、知識を得るべきです!!

そもそも、本当に変わりたいと思う人は、苦手なことでも挑戦します。

変われるチャンスはいくらでもあったにも関わらず、あとから文句ばかりいう人は自業自得です。

自分が言っても説得力がないのですが……

否ッ!嫌われる勇気・幸せになる勇気などちゃんと読んだので、ヨシッ!(ぉぃ

うちの父親がこのタイプで

考えることを諦め、全く成長しようとしない

(年齢も関係しているのかもしれませんが……(._.))

1人暮らしを始める

入社して3年経とうとした頃

『30歳という節目を迎える前に、1人暮らしをしよう!』と考えていて

思惑通り(゚ω゚)  1人暮らしを始めることが出来ました。

(2018年9月現在、当時から住む場所が変わりましたが、地元で1人暮らし継続中です。)

1人暮らしをしたことでパニック障害への影響はどうなのか、ですが

分からない……ですね(汗)

悪化はしませんでしたが、1人暮らしで良くなったとも言えないです。

ただ、自分の価値観は間違いなく大きく変わったので、

人間としての成長は感じますが、この成長がパニック障害を快復へ前進させたのかは分かりません/(^o^)\

上記の価値観については

新たに1人暮らしの記事を、別で書こうと思います。

記事できました。

目次 1.1人暮らしによる、大きな変化① 2.朝食の変化 3.ボディーソープを安物へ 4.実家暮らしでは意識しない部分 5.大きな変化② 6.要は考え方次第、こだわりの変化 7.魅力が違う 8.まとめ

月の残業100時間

製造業のこの会社は繁忙期・閑散期の波がありました。

入社してから約3年後、繁忙期のピークには毎日4時間残業をするほど忙しく

( 始業時刻は 8時10分 〜 終業時刻は 21時20分《4時間残業時》)

何の為に働いているのか、自問自答したくなる程、仕事と寝ることを繰り返すだけの日々が続き、ひと月の残業時間は100時間を超えていました。

残業100時間でこれだけ?!と思うぐらい、他社と比べて給料も低かったです。

(会社には申し訳ありませんが!汗)

一見、辛いだけの出来事ですが、その通り、辛かったです。

ですが、この経験はパニック障害の自分を、精神的にすごく成長させたと感じています。

人間は楽をしたい生き物、基本怠け者なので、辛いこと面倒臭いことなどは、極力避けようとします。

ただ、避けているだけでは経験値も増えず、いつまで経っても成長出来ません。

逆に、成長できるからといって残業100時間したいと言えば嘘になr…いえ、お断りですが!

肉体的・精神的に辛い経験をすれば、

その出来事が自信につながり(あの時やっていたことに比べればこのくらい!など)

経験を糧に精神力が強くなることを実感しました。

村から旅立ったはいいが、近場でスライムばかり倒していても、全然レベルアップ出来ない!
攻撃が当たらなくて、運よく当たっても1ダメージ!!
逃げ足が早く、結果がすぐに見えなくても
私たちは【メタルスライムと戦う必要があるんです!!

・・・なんのこっちゃ。

辛い、しんどい経験は悪いことばかりではなく、捉え方を変えれば自分に自信を持つことが出来ます。その自信、精神力はパニック障害に対し有効だと思えます。

まさに今!辛い状況に置かれていたとしても、

将来の自分の為だと思えば、もう少し頑張ることが出来るかもしれません

経験は無駄になりません。

ただし、壊れるまで頑張ってはいけませんよ!(汗)

その他、会社での出来事

相変わらずの会議室

会社に勤めていると少なからず、社員研修や何かしらの発表の場などがあると思います。

そういった社内行事の当日になると、決まってお腹の調子が悪くなりましたし、

研修が始まれば、教室と似たような環境なので時間が長くなればなるほど、体調も悪くなりました。

薬を飲むことを止めていても、そういった場に対しての不安や緊張は相変わらずで、パニック障害・過敏性腸症候群が治っている訳ではありません。

ですが、社内行事は頻繁にあるわけではなく、大事なのは現場での仕事なので、

社内行事で多少の恥をかいたり、体調不良になることを、神経質に考え込むことはありませんでした。

出張・研修

製造業のこの会社は都会で行われる展示会への出張や、他社への見学、市外への研修が定期的にありました。

誰もが行くわけではなく、良い意味で上司に目をつけられた方が選ばれます。

幸いなことに、自分にも出張や見学、研修への誘いがありましたが、研修以外は自分のワガママで断らせていただきました。

なぜ研修には行ったのか

それは、自分の車で行くことが許されたからです。

自分の車で1人なら運転中に気分が悪くなっても誰の迷惑にもならない安心感がありました。

研修の場所は市外で、研修の日も出勤日と同じく給料が発生するので、本来であれば高速道路を使い移動時間を短縮しなければいけませんでしたが

上司へ高速道路が苦手なことを話し、一般道から通うことの許可をもらいました。

〔移動時間が増える=会社の負担が増える〕と思うと、申し訳なく感じましたが…。

研修で得るものは大きく、製造業への視野が広がりました。

 ↑ 実際の研修の様子

技能五輪を目指す方むけの研修で ↑ 写真の青い服の方はとてつもない早さで金属加工してました。

(加工風景が撮れていませんが、雰囲気を!(汗))

出張や見学はなぜ断ったのか

公共交通機関(バス、電車など)の利用や、会社の方々と同じ車に乗ることを、不安に感じていたからです。

自分はバス・電車・他人の車で

“ 乗り物酔い + パニック障害 ”により体調を崩したことが何度かあり、それ以来、公共交通機関や他人の車は避けてきました。(おそらく飛行機も・・・)

一言で言えばトラウマです。

乗り物に乗っているときに体調が崩れれば、周りの方、事情を知らない方々へ迷惑がかかること、自分が辛い目に遭うことを考えると、出張や見学へ行く勇気はありませんでした。

反面、都合の良い言い訳として利用していた部分もあると思います。

要するに“ 逃げていました ”

いつかは立ち向かわなければいけないことに対し、

辛いことへ挑む余裕がなかったり、まだその時ではないと思えば、逃げることも必要だと思っています。ただし自己責任で。

出張など断るときには上司に理由を聞かれ、パニック障害ということは伏せつつも、体調が悪くなる事情を話し、お断りしていましたが、一部の上司の方には理解してもらえなかったようです。

出張や研修、会社の飲み会などの行事に対し、注意しておきたいのが!

断る理由が何であれ(自分にとって本当にくっそ辛い行事だとしても)

会社の指示で行かなければいけない所へ、【行かない・断る】と言うことは

信頼を失う、サボりだと思われてもしょうがないことは頭に入れておいたほうが良いです。

多くの人間が、サボりだと思うでしょう。。

それでも、

自分の断りに対し、理解を示していただいた直属の上司の方へは頭が下がります。

m(_ _)m

退職

そんなこんなで4年と半年後、初めて就職した会社を退職し

今に至ります。(2018年8月)

退職理由パニック障害などではなく、

自分が真面目故に、この会社へ思うところがあり

退職させていただきました。

4年半も働いていると、見えなくて良いもの?まで見えるようになってしまい

自分で変える努力はしたつもりですが、力及ばず・・・。

この会社の製造物に対しても、働きがいを見出せなかった…といった感じでしょうか。

(物作り自体は嫌いではありません。)

製造業の職場は

パニック障害、過敏性腸症候群だとしても、問題なく働いていけます。

むしろ、この経験が自分を成長させた + 読書 が

心身症を快復へ向かわせていると感じています。

製造業は自ずと手に職がつくので、転職する際も

同業種への転職が学歴以上に有利に、経験が武器になるので、

似た境遇の方にも、この記事を参考にしてもらえれば、と思います。

(自分の場合「手に職がついたか?」と聞かれれば、まだまだ甘ちゃんで……でもこの経験は立派な武器だと思います。まるでエクスカリp…)

まとめ

パニック障害の経歴シリーズ、とりあえず完結です!

過敏性腸症候群もそうですが

自分の人生の闇を赤裸々に語ることは非常に恥ずかしく、みっともなくも思いますが……(汗)

この経験が誰かの役に立つなら、それで良いと思っています。

いや……むしろ役立ててくださいお願いします!( ̄O ̄;)

……でも実際、対策とかじゃないからどうなんだろうか、役に立つのだろうか……

今後パニック障害への対策?なども書ければと思います。

……その後

2019.3月、進捗を書きました。

目次 1.IBS(過敏性腸症候群)の現在 2.パニック障害の現在 3.バーチャルおばあちゃんをご存知ですか?(余談) 4.まとめ改 5.追記

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

m(_ _)m

ご意見ご質問などあれば、お気軽にコメント、問い合わせなどでお知らせください。

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